ユキヤナギ選花始まる ―3月まで出荷ピーク―
すかがわ岩瀬地区ではユキヤナギの選花及び出荷が12月中旬から始まりました。年末年始から春彼岸頃までが出荷ピークとなり、3月まで約1万5000ケース(約200万本)を目標に札幌から沖縄まで各地に出荷しています。
他産地とは異なる開花方法に取り組んでおり、出荷するユキヤナギを株ごと掘り起こし、ハウスで約2週間「根蒸し」を行い、需要期に合わせて開花を調節します。
出荷直前まで株付きのため、開花後花持ちが良いのが特徴の1つ。花芽の数、枝ぶり、長さを基準に選花し、安定した品質を確保しているため、市場からも好評です。
現在、生産者は14人で作付面積は約11㌶。全国でも有数のユキヤナギ生産量を誇る一大産地であり、小ぶりの白い花を付けることから「小雪」のブランド名でPRしています。
なお、1月は春節の時期で需要が高い中国、台湾など海外にも市場を通して輸出しています。
ユキヤナギを選花する作業員
ハウスの中で出荷を待つユキヤナギ