「幸水」23日から選果スタート　―すかがわ岩瀬地区梨「幸水」目揃え会―

　すかがわ岩瀬地区は８月23日から梨「幸水」の選果を開始しました。収穫開始は平年並み、果実は平年よりやや大きく、糖度は10度から12度程度と良好です。

　21日には、目揃え会を東部選果場で開催し、生産者と県中農林事務所須賀川農業普及所、ＪＡ全農福島、市場関係者、同ＪＡ役職員ら約１２０人が参加。選果作業員を交えて大きさ、色、形状、キズの有無など規格を確認しました。

　すかがわ岩瀬地区果樹協議会副会長兼梨専門部会長の小枝啓一さんは「昨年以上に良い結果が出せるよう取り組みましょう」とあいさつ。

　県中農林事務所の担当者が生育状況と今後の管理について説明し、「８月以降の低温と日照不足により、着色の進みが遅く、果肉が軟化しやすい傾向であるため、収穫適期を見極めてほしい」と話しました。

　ＪＡ全農福島の担当者は販売情勢を報告。また、市場関係者が「最後まで品質を維持し、９月半ばまで計画的な出荷をお願いしたい」と呼びかけました。

　９月中旬からは「豊水」の選果も始まる予定です。

見本を手に取り規格を確認する生産者ら