地元直売所へ全量出荷　―㈱ドリームファームすかがわ岩瀬　タマネギ収穫―

　ＪＡ夢みなみの子会社、㈱ドリームファームすかがわ岩瀬は、６月27日から７月12日までの９日間、須賀川市と鏡石町の３箇所の圃場計54ａでタマネギの収穫作業を行いました。数量は約27㌧で、８月初旬からＪＡのファーマーズマーケット「はたけんぼ」に全量出荷します。

　同直売所では、地元産タマネギの出荷が販売に追いつかず、他県から仕入れていることを受け、同社は、安全・安心な農産物の生産と地産地消の拡大、耕作放棄地の減少を目指そうと、昨年タマネギの作付けに乗り出しました。

　管内の耕作放棄地を活用し、昨年11月にタマネギを定植。品種は貯蔵に適している中晩生種の「ネオアース」と「もみじ３号」で、来年５月末までの長期出荷を目指します。

　タマネギは収穫機を使って掘り起こしを行い、手作業で拾い集めました。同社の我妻丈美取締役部長は「今後はタマネギを集めるピッカーを導入するなど機械化を確立し、労力を大幅に削減したい」と話します。

　将来的には、後継者育成や耕作放棄地問題解消への取組み、農業基盤づくりに繋がっていくことに期待しています。　

タマネギを収穫する社員ら