桃「あかつき」目揃会

　7月20日、桃「あかつき」の出荷に先駆け、目揃会を東部果実選果場「あぐりフルーツ館」で開きました。生産者や須賀川農業普及所、JA全農福島、JA職員約20人が参加し、出荷目標1,000ケース(１ケース5kg)、に向け、出荷基準を共有しました。
　桃専門部会の根本清一郎部会長は「今年の春先に霜被害を受けた圃場もあるが、全体的にスムーズに生育している。今後の栽培管理、天候に気を付け、品質の良い桃を出荷しよう」と話しました。
　桃の主産県販売情勢について全農福島から報告。須賀川農業普及所の担当者からは病害虫防除、収穫時の注意点を説明しました。「特にモモせん孔細菌病の発生が例年より多い圃場が散見される。9月上旬以降に秋期防除を3回してほしい」と呼び掛けました。
　その後、参加した生産者らは等級別のサンプル品を見て着色具合や大きさ、形状について再確認しました。出荷は同月26日から始まり8月上旬まで続く予定です。

一口メモ　桃「あかつき」
　強い甘味とかすかな酸味が特徴の品種です。
　果肉は少し硬めですが果汁の量が多く糖度も高い品種で、皇室への献上品にも選ばれています。
 

　　　　　　　　　　　　　果実の重さを確認する生産者