8月16日のすかがわ地区を皮切りに梨「幸水」の選果作業が各地区で始まりました。選果初日となったこの日、東部果実選果場「あぐりフルーツ館」には同地区の梨生産者から674コンテナ(1コンテナ15kg)が集まりました。
選果開始式では八木常務が「今年は自然災害の影響もほとんどなく品質、出荷量ともに期待ができる」と述べました。JAの担当者が選果の手順や注意事項を説明し、選果作業員全員で選果基準の確認を行いました。
選果作業が始まると、作業員が目視で色づきや傷の具合などを確認。その後、光センサーで内部に異常のある梨は除き、測定した糖度や大きさで等級ごとに選別し箱詰めしました。この日は1100箱(1箱10kg)を選果し、関東を中心に出荷されました。
同地区では8月下旬に「幸水」がピークを迎え、「豊水」「南水」「あきづき」「新高」「にっこり」と10月下旬まで出荷が続きます。肥大、糖度ともに良好で、着果量も凍霜の影響があった前年に比べ130%と今後の出荷へ向けて期待が高まっています。
令和6年産の同JAの出荷総量は13万4700ケースを見込み、販売金額4億6000万円を目指します。
梨を丁寧に選別する作業員