しらかわ地区の特産である夏秋トマトの生産に向け、泉崎村にある関平野菜育苗施設では苗の接ぎ木作業が最盛期を迎えています。作業は4月中旬まで続き、約12万本を同地区管内のトマト農家約100戸に配付します。
接ぎ木は、台木用の苗と穂木用の苗をそれぞれかみそりで斜めにカットし、切断面をチューブ状の支持具で圧着して一つの苗にする技術。双方の苗の長所を生かして、連作や病害虫に強く生産性に優れた苗を育てることができます。
作業には熟練の技術が必要で、連日、ベテランの作業スタッフたちが苗を傷めないよう細心の注意を払いながら手際よく作業を進めています。
接ぎ木を終えた苗は、気温と湿度が管理された養生室で数日養生され、順次生産者の元へと供給されます。
手際よく苗を接いでいく作業スタッフ